3次元ボディー計測
事故によって生じたわずかな車体の歪みをすべて目視で確認することは不可能に近いことです。
しかし、フレームにわずかでもダメージが残っていると四輪アライメントが正常な状態でも直進性が改善されていなかったり、旋回時のフィーリングが左右で異なるなどの問題が残ったままになる場合があります。
現在の自動車ボディーはシャーシとボディーが一体となっているモノコック構造のため、衝撃を受けた箇所だけでなく、広範囲にその影響が及ぶことがあります。
また、衝撃を吸収するクラッシャブル構造が採用され、キャビンは高強度で守られますが、その他の部分は衝撃をボディーやフレームに分散する骨格構造となっており、軽度な衝撃でも意外なところに影響がでたりすることがあります。